出掛けて一杯飲んだ後などに、ふと食べたくなるものといえば、「ラーメン」が筆頭に挙げられるのではないでしょうか。今や全国各地に多数店が並び、日本を代表するＢ級グルメの一つとして世界中に知られ、国内外に大勢の愛食家がいるラーメン。無論、岡山にも多くの良い店があるのです！

そこで、この「ホテルから歩いて5分」位の近場にある「美味い店」を、この不肖ツウジャー ・ネェケンが、味の素人視点から勝手にご紹介させて頂きます。（小生は決してグルマン・「通」といえる者ではございませんので、評価の確かさは保障できません。悪しからず）

お店Ｎｏ．①　博多とんこつ　ばり　岡山駅前店

このホテルから一番近くにある、6坪位のこじんまりとしたお店で、席数は18席。希望の品の食券を買って注文します。店内はすっきりとしてきれいで、そのせいか女性客も結構居ます。 小生が入った時は4席ほど空いていましたが、出来るのを待っているうちに満席になりました。

今回は香り麺を、普通の硬さで、味卵付で注文。替え玉かデザートを選べる無料券が付いています。店長が女将さんだからでしょうか、こういう気配りは女性に喜ばれそうですね。

数分待つと、食欲をそそる香りと共に香り麺が来ました。

パッと見たところ、黒っぽい豚骨スープの中に博多ラーメンらしく細いストレート麺という組み合わせ。チャーシュー、輪切りネギ、ナルトが乗っています。ボリューム感は少ないです。

早速スープをすすってみると、豚骨らしいクリーミーさがありながらも割とあっさりしています。魚介系（？）に近く、コッテリ感はありません。加えてある黒い脂は、香ばしさだけでなく、ほんのりと苦味があってスープ全体を引き締めている感じですごく美味しいです。全体的に、優しく丸い味ですね。

続いて麺に行きましょう。良い感じの弾力感があり、スルリと喉を通ります。うむ、これも美味い。
トッピングの種類も、ピリ辛のもやし、辛子高菜、色の濃い紅ショウガ、粒ニンニク、スープの濃さを調節できるラーメンだし、など色々置いてあります。
 
紅ショウガを多めにしながら、高菜、もやし、ニンニクを載せていただきます。
すると辛味や酸味が加わって口の中に新たなハーモニーが生まれました。も一つ、美味い！

味付け卵が来たのでスープに浸した後、割ってみます。と、トロリと中から黄身が流れてきました。
半熟です。白身を食べてみると、しっかりと味が染み込んでいますよ。おお、なんかすごい。普通長く煮込むとおでんの卵の様に固ゆでになってしまう気もするのですが、独自の煮方をしてるんでしょうね。

ひとまず、麺を食べ終えたので、替玉を店オススメの「ばりカタ」で頼みます。
   
届いた麺を丼に入れてすすってみると、なるほど、なかなかの硬さ。ハードグミを噛んだ位の食感です。そしてモグモグと噛んでいる内に、お店のポップに書いてある通り口の中に小麦粉の香が広がります。しかし全く粉っぽくない！これはチョット癖になる感じかも。

今回は注文しませんでしたが、サイドメニューも豊富です。特に小生は、「おじやごはん」が気になりました。
 
ラーメン＋ご飯というパターンは人気のある食べ方ですが、夜遅くに食べるとカロリー摂取量が気になってくるのが困りもの。ですが、おじやであれば摂取カロリーを抑えつつ、満腹感を得られますね。

そうこうしているうちに無事完食。おいしゅうございました。

総じて観ると、女性、子供連れ、カップル、といった比較的小食で良い人々に向いた所でしょうか。ガッツリ食べたいという男性の方は、量的価格的に不満を感じるかもしれませんね。本場の博多ラーメンを知っている方も、こういううのもアリだなと思われるであろう、美味い一杯でした。

それでは、今回はこの辺で。

“皆さん、いっぺん、食べてみられ～”